松前港
出張と言えばたいていイヤがる人が多いものだが、何事も「楽しみ」を抱えていけばそんなに憂鬱にはならない。もとい、むしろ期待さえすることになる。年に何回か函館に出掛ける機会ができ、表向きは「大変!」って顔をしておいて、仕事が終わって会社を一歩出た瞬間からお遊びモードに変身するのは誰も知らない。
さて、13日の移動中から森に寄ったり、14日からは毎日平日釣行したりと朝から深夜まで極めて充実した日を過ごすことになった。
まず森では急遽ELVI1991氏にお出迎えしていただき、ソルト初心者のELVI氏が私を尻目にしっかり30UPのアブラコを釣ってらっしゃった。(携帯の操作ミスのため写真の日付が15日になってしまってますが、実際は14日です)
その足で函館港の埠頭でhanoyuiさんとコラボし根魚を狙ったが、hanoyuiさんがチビソイを上げただけでとっても厳しい状況。どんなときでも3/8ozにテキサスの私に攻略できるような所ではないのかもしれない。
時間は既に21:30を回っており、さすがに出張初日からヘロヘロで出社するわけにもいかないので、ホテルに戻る(ってゆーか、チェックインに行く)ことにした。幸運にも天気がいい、14日は仕事が終わってから入船港に行ってみると平日にかかわらず結構な数の釣り人がいる、港町は実に羨ましい。
ちょうど防波堤先端が開いてワームを泳がせるとちょっとしたサイズのソイ君が現れた。
15日夕方は天気が崩れ、駅周辺を探り歩いていた私が電撃フッキングを受けてしまうハメになった。
16日は少々早めに仕事を終えさせてもらうことができ、天気の回復を信じて福島・上ノ国方面を回ることにする。着いた時はちょうど日没時で、天気も晴れ。それなりに風が強いがなんとか3/8程度はキャストできそうな雰囲気である。防波堤先端に行くと既に二人の方がふかせでソイを釣っている。見ていると5分おきくらいに30UPのソイが釣れている。
かなり根が強そうだが、隣でロッドを振らせてもらうと2投目で28cmが釣れた。
時間がよかったのか潮がよかったのか、とにかく釣れる。ワームにも10分おきくらいにヒットする、しかもスレてないらしく30m程キャストして底を引きずってくるだけでいい。根が強く水面スレスレまで海草が絡んでくるが、逆にこの根についているのかもしれない。
いつの間にか風も収まってキャストもしやすくなってきた、ついでにシンカーを1/2にしてパルスワームをつけてみるがヒットするものの乗ってこない。ホッグ系に替えてもイマイチで結局グラスミノーL一本で粘る。
なんてたって30cm以下がほとんど釣れてこない、フカセの方は根こそぎといった感じで小型も混じっているが、ワームには良型ばかりなのがうれしい。
気がつくと町の灯りも見えないくらいの濃霧になってしまっている、視界50m程だろうか。今更車に戻るのもヤバそうだしこのままやることにする。0時頃に当たりがパッタリ止まったが、25時を過ぎる頃から再び当たりが復活して爆釣モード。はっきり言って写真を撮るのも面倒になってきた。
結局すっかり明るくなった4時過ぎまで釣りまくり(明るくなったことに気がつかなかった)、9時間以上立ちっぱなし、ベイト振りまくり状態。結論として最後に残るのは体力だけであった。もちろんこの後11時まで爆睡し、真っ昼間に各漁港をランガンしたって「ボ」であることは言うまでもない。
それにしても道南のポテンシャルはすさまじい、沖防にだって負けてはいない。数年に1回の爆釣モードを満喫し、35以上の5匹だけキープして帰路についた。
ロッド:DAIKO GDEC-68MH
リール:ABU 4600 HankParker Signature
ライン:DAIWA ジャストロン 4号
ワーム:エコギア グラスミノーL 夜光